甲南大学の「硯水*」プロジェクト*と日本盛との不思議な縁（奇縁）から生まれた日本酒「綺縁-KIEN-」。学生達がお酒好きにも若者にも「美味しい」と飲んでもらえる味と香りを企画・提案。これまでの日本盛には無かった新たな酒質が誕生しました。老若男女を問わず「綺縁」がきっかけとなり、新たな出会いが生まれ、新たな発見や創造につなげていただければ幸いです。

*硯水…酒の異称
*硯水プロジェクト…甲南大学の「プレミア・プロジェクト」の取り組みの一つ

甲南大学の「硯水」プロジェクトでは日本酒文化を掘り下げて分かり易く伝える雑誌『硯水』の刊行を通し、文理融合型の産学連携教育を実施してきました。 日本酒文化の継承や維持はもちろん、灘五郷を中心とする産業の発展や地域創成のお手伝いをすることを目的に活動を進めてきました。 その活動のアンケート調査にて、日本酒をほとんど飲まない若者達も日本酒の多様さやその技術には興味を持っていることが明らかに。 若者と日本酒とが出会う機会を作りたいと考えていた「硯水」プロジェクトは、今回日本盛との不思議な縁（奇縁）でお酒を造ることになったのです。

ラベルデザインについて綺縁-KIEN-

“綺麗な縁”という思いを込めて…

商品名とデザインも「硯水」プロジェクトの学生が形にしました。商品名の「綺縁-KIEN-」には、“様々な思いがけない縁　奇妙ではなく綺麗な縁”という思いを込めています。そして、デザインは和柄と波紋で、新たな出会いとそこから広がる新たな世界を表現しています。

麹づくり

蒸したお米を均一に広げ、麹菌を均一に振りかける工程。良い麹を仕立てるためにとても重要な作業。学生達は空容器で何度も練習した上で作業を行った。

酒母造り

蒸米、麹米、酵母、宮水の量を正確に計り、タンクに投入する工程。タンク内の温度が常に均一になるように慎重に混ぜる。

もろみ造り

掛け米、麹米、酒母、宮水を温度管理が正確にできるサーマルタンクに投入する工程。 均一に混ぜる作業は力が必要で大変。

もろみの状態をチェック

温度を15℃丁度に合わせて、日本酒度を測定。

上槽

仕上がったもろみを酒袋に入れ、槽（ふね）の中にキッチリと並べていく。袋は重たく、ぷるぷるするので扱いが難しい！

小仕込み施設「SAKARI Craft（サカリクラフト）」

小ロットで、手作りの本格醸造ができる施設。